定例議会にての市政一般質問
令和 7年 6月25日
次の5項目の質問をしました。
1.郡山市東山悠苑について
東日本大震災での被災に伴う施設の老朽化が進んでおり、又火葬予約が立て込んでおり、申し込みから火葬までの期間が10日から2週間待つ。火葬運転の回数を増やすことはできないのか。また家族葬など小規模の葬儀が増加しており自家用車で来苑のため駐車場の不足が顕著である。
(1) 火葬炉の運用について
現在、1炉につき1日2回の運転で日最大18回の運転をされていると思うが、需要に応じて運転回数を増やすことはできないのか?
[答弁]:運用は令和6年度は304日間開苑し、火葬総件数は4,343件で1日平均14.3件で1日の上限件数を18件と設定しており上限に達した日数は昨年の上半期で13日、下半期で75日となっている。上限件数を引き上げるには火葬炉の数に対する待合室など施設面や作業従事者の確保など、又、火葬炉の運転増加に伴う故障リスクなどの種々の課題があることから、令和5年に策定した施設長寿命化計画の実施に合わせ、最適な運用状況を検証し、火葬件数増加に対応した施設改修を目指す。
(2) 駐車場、待合室の利用状況について
待合室は和室5室、洋室5室の計7室あるが、火葬炉は最大で9炉使用の為待合室の不足となる。施設内駐車場や待合室の利用状況について不足が生じることがあるのか?
[答弁]:駐車場は大型バス5台、普通車89台、障がい者用2台の駐車スペースを確保している。この台数は火葬件数13件を基に整備されており、火葬件数や家族葬が多い場合は一時的に混雑の状況となる。待合室は7部屋あり1件の火葬に付き2時間15分の待合休憩と次の利用者の準備など1時間の入替時間にて運用。しかし火葬終了の遅れなどにより一時的にロビーでお待ちいただく場合もある。お越し頂く際の相乗りや時間に余裕をもっていただくなど市民の皆様へお願いしている。引き続き市民の皆様にご負担にならないよう施設の運営に努める。
(3) 施設改修等について
震災の影響により炉前ホール天井など数箇所が破損したままとなっており、昨年度は空調設備の修繕を行っている。将来的な需要(団塊世代の高齢化)に備えた規模の適正化を図る必要がある。今後の施設改修あるいは建替等についての考えは?
[答弁]:東山悠苑は34年が経過した施設であり、令和5年に施設長寿命計画を策定した。建物の大幅な改造はせずに火葬炉設備の更新や待合室の増設などで混雑緩和に努め、電気設備、空調設備、炉前ホール天井部及び待合室の洋式化などの改修により耐用年数を80年まで延ばす計画としている。
★再質問:東山悠苑に行く途中に泪橋を渡ると施設の荘厳さを感じる。遺族が安心できる施設であるべきで、控室の再整備が必要だが耐用年数を80年まで延ばす意気込みは?
[答弁]:市民の皆様の利便性を第一に考え、施設の維持管理に努める。
2.通学路の安全対策事業について
全国で児童を巻き込む痛ましい事故が発生しており、本市でも文部科学省、国土交通省、警察庁より「通学路の交通安全の確保に向けた着実かつ効果的な取組の推進について」が発出されたことを受けて郡山市通学路交通安全プログラムを策定し通学路合同点検を実施している。
(1) 対策の実施率について
本市が現在は把握している危険個所数、そのうち既に対策を講じた箇所数、対策の実施率は?
[答弁]:学校からの要望のあった危険箇所822箇所の合同点検を実施し、そのうち730箇所について対策を行い88.8%の実施率である。今後においても保護者や地域の皆様に児童生徒の安全確保について依頼し、地域ぐるみで子どもを守る取組に協力を働き掛ける。
(2) 今後の計画について
現在予定している対策を講じるべき危険箇所への対応が一通り完了するまで、どの程度の時間がかかる見込みなのか?
[答弁]:各学校から要望があった危険個所で本市が行う路面標示やグリーンベルト、交差点のカラー化など22箇所あり、令和8年度に完成見込み。歩道の設置は6箇所あり、そのうち一部用地の協力が必要なことから数年の期間を要する。国、県、公安委員会などが実施する対策は44箇所あり、状況によって数年の期間を要する。
★再質問:歩道の設置は6箇所について国から予算が下りないと実施できないのはわかるが、非常に危険な状態であり、国に申し入れて欲しい。
[答弁]:歩道の設置は用地買収が必要であり時間がかかる。
3.乗合タクシーについて
乗合タクシーは現在市内10地区で運行し6年が経過した。今後の高齢化が進み運転免許証返納が増えて需要が高まると考える。
(1) 利用実績について
直近3年間の全地区の総利用実績及び利用者の傾向は?
[答弁]:乗合タクシーの運行で、令和7年度の予算額は3,105万円であり、直近3年間の総利用者数の推移は令和4年度が9,611人、5年度が10,775人、6年度が10,857人と年々増加している。利用者の傾向は、令和6年度で利用者の多い区は逢瀬地区3,289人、西田地区2,046人、少ない地区は日和田地区114人、田村地区98人である。利用者の年代では70代が28%、80代が16%、40代が14%で、性別では女性が63%、男性が37%である。
(2) 今後の事業運営について
今後は利用者ニーズも多様化してくると思うが「運行本数を増やして欲しい」、「目的地の選択肢を増やして欲しい」、「日曜・祝日も運行して欲しい」などの要望がある。これまでの利用実績や利用者、町内会や関係事業者等からの意見、要望を踏まえ、今後の事業見直しや拡充等、事業運営についてどのように考えるか?
[答弁]:運行開始後も利用者アンケートや各種会合等で意見・要望を基に「目的地」、「時間」、「運行エリア」等の一部見直しを行っている。逢瀬・西田地区において各種団体と意見交換を行い「病院等の目的地追加」や「便数の増加」などの意見を頂いている。今後も他の地区との意見交換を実施し、運行内容の見直し改善に取り組む。
★再質問:乗合タクシーのドライバーより日・祝日に運行して欲しいと客から言われた。利用者の要望を把握して柔軟な運行をしてもらいたい。
[答弁]:逢瀬地区は日曜日も運行している。今後は各地区の運行事業者と共に要望を聞いて行く。
4.人口問題について
本県の2024年出生数は8,216人で9年連続で過去最低を更新している。この要因の一つに女性の県外流出があり、これを食い止める対策が必要で女性が県内で活躍できる環境を整備し定着を促すとしている。
(1) 女性が活躍できる環境の整備について
本市においても女性がその地域で個性と能力を十分に発揮する機会が得られ、希望するする仕事を選択でき、生きがいを感じながら生活できる地域社会の実現のため、女性が活躍できる環境の整備を積極的に推進していくべきと考えるが?
[答弁]:本市は「あらゆる分野における女性の活躍の促進」に向け、「男女共同参画推進事業者表彰」や「理工系女子支援事業」などの施策を展開してきた。女性の就労面ではハローワーク郡山が「マザーズコーナー」を本市のニコニコこども館内に開設し、子育て世代の就労支援や女性起業者に対する伴走支援や融資の際の信用保証料全額補助などを行っている。今後も来年4月スタート予定の「第四次こおりやま男女共同参画プラン」において課題解決の一つに「女性活躍」を位置付け継続的に展開する。
(2) 移住・定住の促進について
人口の流出をなくすことは不可能だが、流入人口を増加させる施策を強化すべきで、移住・定住に関してより一層の取り組みが必要と考える。
①移住・定住促進事業の成果について
これまで取り組まれてきた移住・定住促進事業の成果は?
[答弁]:本市は「郡山市UIJターン移住支援事業」を実施し、一定の要件を満たす東京圏からの移住者に対し支援金を支給している。今まで6年間における利用件数は96件、移住者数の合計は203人、支援金支給総額は1億2,580万円で昨年度は最大規模となり増加が顕著である。また、東京圏以外も移住者が増えており、本市の医療環境、企業立地による就業環境、子育て環境等の強みをPRしてきたことも移住促進に功を奏している。
②移住・定住促進事業の拡充について
既存の事業を更に充実したものとするため、更なるインセンティブを与えるなど事業の拡充を図ってはどうか?
[答弁]:本年度から移住支援金のメニューに県内企業に就職する大学生等の移転費用の一部補助や移住体験ツアーの実施、「田舎暮しの本」への移住関係情報の掲載など充実を図ってきた。
5.敬老の日の記念品について
本市では敬老の日に75歳以上の対象者全員に記念品としてお茶を贈呈している。令和5年度から各地区の町内会等において独自に敬老会が開催されている。従来はかかっていなかった郵送料が発生し、郵送料の値上げに更なる費用負担増となっている。
(1) 記念品に係る費用について
令和6年度の発送件数、記念品代及び郵送料等の事業費の内訳は?
[答弁]:記念品は市在住の75歳以上の方々46,970人へ発送。事業費の内訳は記念品代が7,617,493円、郵便料が8,071,506円、封入及び梱包業務の委託料が994,400円で合計16,683,399円。
(2) 記念品の廃止について
記念品は必ずしも物である必要はなく、これまでの記念品を廃止し、替わりに市長から心のこもったメッセージを送ってはどうか?
[答弁]:記念品を贈る方法は、従来、市が各敬老会実施団体へ送り、各団体から対象者へ渡していたが、新型コロナウイルス感染症により令和2年度から自宅へ直接郵送することとした。このため郵送料が発生し、対象者の増加と郵便料金の値上げにより増加していることから、記念品については本市高齢者施策全体の中で検討して行く。
